内視鏡看護師に必要な資格とは
内視鏡看護師になるために必須となる資格は、基本的には看護師免許のみとなります。
このため内視鏡看護師になるための特別な資格はありませんが、おすすめの資格として紹介されているのが消化器内視鏡技師です。
消化器内視鏡技師とは
消化器内視鏡技師とは下記のようなことができる資格を指します。
・内視鏡及び関連器械の管理や補助・整備
・医師の介助をする際に専門的な知識や技術を発揮する
これを取得しておくことで長く内視鏡看護師として働くことができるスペシャリストとして扱われるのはもちろん、転職する際にも有利になりやすいなどのメリットがあります。
資格取得のための勉強方法とは
勉強方法としては主に独学になるのですが、参考になる本として内視鏡検査に関するガイドブックや看護師向けの内視鏡治療に関するものが数多く出ています。
それらを利用して勉強するほか、内視鏡に関する講習会やセミナーに参加することも勉強方法として活用できます。
特に講習会やセミナーは受験資格にも関連しているので、できる限り参加しておくことが望ましいです。
資格取得の条件・試験内容
資格試験は、2年以上の内視鏡室での実務経験が必要となります。
試験内容としては最初に書類審査が行われ、書類審査を通過した人のみが学術試験と口頭試験を受けることができます。
試験の合格率
消化器内視鏡技師の試験合格率は正式に発表されていないものの、およそ90%と高確率で合格できるものと言われています。
そのため落ちる人はほとんどないとされていますが、落ちたとしても受験資格を満たしていれば何度でも挑戦できます。
内視鏡看護師の志望動機
内視鏡看護師に転職したいと考えている人たちの志望動機や志望理由の多くは、スキルアップを目指す内容です。
知識を身につけたい
内視鏡看護師は基本的に夜勤がなく日勤帯のみでの仕事となっていますが、勉強しなければいけないことが多く常に新しいスキルや知識を身につける必要があります。
そのため続けていくことが大変だという意見は少なくありません。
しかし、一度身につけた知識は内視鏡だけではなく幅広い分野で活用することができますし、スキルアップを目指したい人にとってはやりがいにも繋がっています。
そのような点から内視鏡看護師の志望動機としてスキルアップを挙げる人は多く、これまでの内視鏡室やオペ室での経験を活かしたいという意見が多いようです。
未経験者の志望理由
面接などでも使われている志望理由の例としては、「オペ室や検査室での経験を〇〇年経験してさらにスキルアップを目指すために内視鏡看護師を希望した」というものがあります。
ただこれはあくまで内視鏡看護師を経験した人の志望理由なので、未経験の場合はまた違った志望動機や志望理由が必要です。
未経験者の志望理由として、下記のような例が挙げられます。
「内視鏡看護師に興味があって専門的な知識や経験を身につけたいと思いました」
「日々勉強して新しい知識や経験を得ることにやりがいを感じます」
このように、未経験だからこそチャレンジしてみたいという気持ちをアピールする志望動機や志望理由が多く見受けられます。
内視鏡看護師のおすすめ勉強法
内視鏡看護師は常に勉強が必要と言われていて、経験者はもちろん未経験者はなおさらスキルや知識を身につけていくための勉強を続けていく必要があります。
講習会やセミナーを活用する
そんな内視鏡看護師向けのおすすめの勉強法として紹介されているのが、講習会やセミナーを活用しながら専門的な本を活用する方法です。
内視鏡看護師向けもしくは消化器内視鏡技師を目指す人向けの講習会やセミナーは定期的に開催されており、実用的な知識に関する情報を得ることができる機会となっています。
情報を交換・共有する
このため講習会やセミナーは積極的に参加し、同じく資格取得を目指している人や勉強している人たちと情報交換を行うようにします。
そうすることで自分だけでは分からない部分を教えてもらうことができるだけではなく、効率的な勉強方法や参考になる本の情報を交換・共有することができるのです。
スケジュールを立てて勉強する
また仕事をしながら勉強をしているとストレスが溜まりやすくなるため、ある程度スケジュールを決めて勉強することも大切です。
その中である程度息抜きができる時間帯を作ると集中して勉強することができますし、ストレスを溜めずに続けやすくなります。
内視鏡看護師はきつい?
内視鏡看護師の仕事内容は、主に内視鏡検査に関する機械の準備や管理、消毒のほか、患者に対しての説明や検査前の準備、実際の検査中の介助などが挙げられています。
内視鏡看護師の役割
内視鏡看護師が直接検査をするというわけではなく、検査が円滑に行えるように環境や患者を準備・誘導することが役割と考えられているのです。
そんな内視鏡看護師の仕事はきつい、大変だと言われています。
その理由として挙げられているのは常に動き回らなければいけないことや、医師や患者とのコミュニケーションが難しいところなどです。
常に検査に追われる
内視鏡室は夜勤がないところも多いので病棟看護師よりも楽だと思われがちですが、勤務中は常に検査に追われることになります。
検査が多い総合病院の場合は休みなく患者の対応や検査の介助をしなければいけないことから、病棟看護師とは別の意味で非常に忙しい環境だと言われています。
コミュニケーションが難しい
検査を行う医師としっかりコミュニケーションを取らなければ円滑に検査をすることができません。
また、円滑に検査ができないと介助するタイミングがわからないため難しくなります。
患者への説明も口頭だけでは説明できない部分が多く、後からクレームが入ってしまうこともあるようです。
休みの日にも勉強する
常に勉強が必要であることから休みの日もセミナーや講習会に参加している内視鏡看護師が多いという実情があります。
このように休みの日も休めない状況から、辞めたいと考えている内視鏡看護師は少なくないと言われています。
内視鏡介助のコツとは
内視鏡看護師の介助の上手い下手は検査をスムーズに進める上で大きな要素となっているため、内視鏡介助のコツを覚えたいと考えている内視鏡看護師は少なくありません。
指示を予想し準備する
まず基本的なコツとしては、検査内容や検査部位ごとにどのような手順で医師が動くのか、患者を動かしていかなければいけないのか理解しておくことです。
そのため検査中の医師や患者の動きをしっかり観察するのはもちろん、内視鏡のスコープの挿入具合に合わせてどのように動くのか覚えていくことが必要になります。
特に医師が内視鏡挿入時に一定の場所を注視していたら、生検の指示があるかもしれないと予想して準備するなど、医師の指示を先取りできるようになることも大切です。
患者に合わせたスコープを選ぶ
大腸の内視鏡検査を介助する際のコツとしては、患者の身長や体重、腹部の手術歴を踏まえて適切なスコープの太さを選ぶことが挙げられます。
スコープの太さが合っていないと患者に痛みを与えてしまうだけではなく、途中でスコープの変更をしてしまうと手順が狂ってしまうため円滑に検査が行えなくなってしまうためです。
そして挿入時の長さに合わせていつ頃圧迫介助が必要なのかという点も先読みできるようになることが、重要なコツとなっています。